独断と偏見のランキング1位〜10位
11位〜20位
三人の音色
解散
Blankey Jet City
blankey jet city とは日本の新生ロックの代表であり、
ジャズロック・ロカビリーといったジャンルから、
ブランキー独自の音を表現したあるいはできたバンドである。
このバンドはスリーピースのバンドであるが、
お互いの音がそれぞれ自己主張をし、ぶつかり合い、
その結果類まれなるグルーブを表現することができたバンドである。
亡くなったhideというアーティストは、
ポップとロックの融合
(メロディはポップを表現し、音や曲調はロックという、少し間違えればクソロックになりかねないもの。)
を完全に実現し、そして新たなジャンル「サイボーグロック」というものを確立した。
それと同様に、ブランキーは誰にも真似できないジャンルを確立した。
それを言葉にすることはできない。
独断と偏見のランキング
一位 悪いひとたち
- 当時 掲載禁止の言葉である「麻薬」という詩を自主規制した曲。
ブランキー特有のロックバラード。
しかし、彼らの最新・最後のアルバムである「harlem jet」の「不良の森」という曲
(浅井健一氏によれば、それは悪いひとたちを超えたらしい。)
の中では、「麻薬」が使われていた。時代に対する何かの意志表明かもしれない。
二位 左ききのbaby
- この曲はシンプルな構成かつ最高の出来だと思う。
のちに出てきた「romeo」と同様の完成度である。
サビの部分での転調、強引で力強いリフと音色(特にドラム・ギター)。この辺ぐらいから、ドラム中村達也氏の作るドラムサウンドは「スクウェア」(浅井健一氏の表現より)
つまりごつく・角張ったサウンドを作り始めたように思われる。
三位 3104丁目のdance hall
- これを何かの放送でブランキーがやっているのを目撃。
その時、浅井健一氏は難しいリズムのリフを弾きながら、
歌を簡単にうたってのけたのが印象的だった。
そして、この曲の詩はとてもぶっとんでいて、それを見事に表現するギターとメロディラインが素晴らしかったと思う。
四位 綺麗な首飾り
- これは「metal moon」というミニアルバムに収録されている曲で
聞けば聞くほど良くなっていった曲。メロディラインよりも
詩が聞き取れるようになってから、世界が広がっていったバラード。
五位 baby baby
- この曲はライブの最後になることが多い曲で、ロカビリーテイストいっぱいの曲
バイクに乗っている輩には、これは結構しびれると思う。
六位 SKUNK
- この曲は「Baracuda」というライブビデオで初めて聞いた曲。
印象的なコ面倒なリフを、簡単に弾きながら歌う浅井氏に圧倒された。
ブランキーっぽい激しい曲。
七位 panky bad hip
- この曲は暴走族の歌。狂いまくっている詩です。結構かっこいい。
浅井氏は高校の頃、バイクで事故って一年間入院生活をしていたと聞きます。
そのあとバンドをとるか、暴走族になるかっていう選択があったらしい。
浅井氏も「俺の青春は病院だった。」とおっしゃてましたが、
彼の持っている綺麗なメロディと、正反対の激しいメロディ。
二つのメロディが彼の中に共存していることは、
不思議な事でも何でもないのかもしれない。
八位 sea side jet city
- 単純にかっこいいです。のっけから不協和音気味のギターのリフ。
三人のグルーヴがのた打ち回っているというか、暴れているというか
何か音楽の自由さを感じます。考え尽くされた仕掛けとか、計算とか
そんなのを超えた魅力がこの曲には感じられます。
九位 D・I・Jのピストル
- 訳が分からない詩がすごくいい。基本的に浅井氏の詩は
ぶっとんでいるか、すごく綺麗か、の両極端であり、
この曲も独特の世界観をかもしだしている。
個人的には、ギターソロの部分の幾たび重なる転調がすごく気に入っている。
十位 mother
- 曲のタイトルmotherじゃないかも。たしかファーストアルバムの最後の曲で
ヴェトナムの少年がピストルで兵隊に撃たれる直前を描いた歌。
その少年の気持ちや、撃つ方の兵隊の精神の葛藤なんかがすごくリアルに描かれている。
そして最後に、少年はmotherと叫びつづける。
-
11位 ☆☆☆☆☆☆☆
- この曲は「Bang!」というアルバムの中では一番好きだ。
とても危険な詩が満載で、殺人を犯す少年達に当てはまるかは
分からないが、人を殺す時の心情が如実に表れている
浅井健一氏のボーカルの表現力の凄さが光る楽曲。
12位 幸せな人
- こんなタイトルだったかは定かではないが、
とても綺麗でギターをやる人間にとっては結構響くと思う
「数え切れない星の中で ギター聞こえるかな」というフレーズが
一番気に入っている。
13位 Romeo
- この曲は文句なしに乗れる歌だろう。
昔ジーンズのCMで使われていた。
「左利きのBaby」のカップリング曲で、「Romeoの心臓」
にも入っている。ロック調の激しい曲だ。
14位 僕の心を取り戻すために
- この曲もとても激しく 印象的なリフがある。
疾走感溢れるドラムとギターの融合がとても印象的だ。
15位 小麦色の斜面
- のどかな秋の風景を思わせる最初の詩。
虫の音をハイハットで表現する達也。
しかし主人公が立っていた場所は新宿の人混みの中。
彼は想像の中で何を想っていたのだろう。
ライブでは「目をつぶるだけさ」という所を「潰す」と叫んでいる。
浅井健一氏のどこか切ない歌の代表。
16位 soon crazy
- 本当に狂っているのではと思うぐらい
浅井健一氏の歌が狂気じみている。
詩の中に出てくるピエロがとても不気味である。
17位 RED-RUM(夢見るBell Boy)
- この曲はブランキーの中でも
かなりジャズロックの要素が強いだろう。
弾け飛ぶ地震のような揺れが起きている。
18位 海を探す
- 車の中で聞きたい曲の一つ。
海岸線を走る車の上に乗っているベンジ―の姿が目に浮かぶ。
19位 Sweet milk shake
- 穏やかな昼下がりに
アイスクリームパーラーを襲うという。
メロディも穏やかな感じから
一気に転換する。単純にお洒落な歌だと思う。
20位 ガソリンの揺れ方
- この曲はブレイクが多く、リズムも独特で
演奏してみてもかなり気持ちいい。
バイクの上では全てどうでもいいと思う気持ちの詩。
Blankeyのライブでは結構定番の曲。
New
ブランキージェットシティは1990年に結成。そのわずか一年後には
第六代目いか天キングの名の元に、はやくもデビューを果たしていた。
彼らの曲は当初ジャズロック的な楽曲がとても多い。ロカビリーも多い。
浅井健一(Vo&G)のギターは当初からグレッチで、とてもゴツゴツとした
独特の音質が確立されていた。彼のギターの音色はとても太く、
かつ繊細な音色まで表現する。テクニックも割と独自の奏法である。
照井利幸(B)のベースの音色はとてもウッドベース的な音色である。
(まあ、当初彼はウッドベースを使っていたが。)
彼の弾く音色は太く、まるで木製の弦(そんなのは無いが)
を弾いている印象が深い。特に彼のグリッサンドには多くの魅力がある。
彼は「Metal moon」というアルバムから、指弾きとピックを使い分けている。
中村達也(Dr.)のドラムの音色はとても硬い。
カスカスとした音色がリズムを更にうねらせる。
それでいて繊細なドラムも叩き分ける。
何よりの特徴は彼のビートがドラムに顕著に現れる所だ。
「ビートは理論じゃない」という彼の言葉が曲を聴くと理解できる。
こんなくだらないメンバー紹介をしてしまったが、
彼らの魅力を一言で言えば、
グルーヴに尽きる。
メンバー全員が向かうべき地点があって、そこに行くまでは
別に3人別々でもいいというような独立性。
回りまわって、いろんな方向から3人の音楽が集結する。
のたうち回るビートが、彼らのグルーヴに繋がっていく。
お互い好き勝手にやっても、一つにまとまっていく。
彼らしか表現できない3人唯一のグルーヴ
それが彼らの音楽の最大の魅力だと思う。
フジロックを最後に彼ら三人の三人によるライブは幕を閉じた。
彼らの最後のシングル「saturday night」は
聴けば聴くほど心に刺さるものがある。この曲を聴くと、
昔よく聴いた、CBjimというアルバムの「12月」という曲を想い出す。
2曲とも生きている実感を欲しがるベンジーの姿が目に浮かぶ。
カップリング曲の「excuse me」はセッションをそのまま録音したのか
どうかは知らないが、まさに彼らの自由なグルーヴの骨頂だった。
最後の最後に一番最高のグルーブを聞かせてくれた。
解散した彼ら。「新しい冒険に出ます」と言っていた浅井健一氏。
彼らはそれぞれで、また三者三様のグルーヴを作り出すのだろう。
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